眼鏡の独り言

妄想や考える事が好きですが吐き出すところがないので喋らせてください。

【仕事の話】無茶振りに応え続けると大概の事はなんとかなるようになった話。

こんにちは。

 

眼鏡です。

 

僕が昔働いていた会社で建築設備の図面屋があったんですが、僕が入社した頃はちょうど再開発ブームの真っ只中で毎日図面の束が持ち込まれていました。常に工程がカツカツでどうやって捌くかを図面を前によく話し合っていたものです。

 

当時は終わらないなら徹夜すればなんとかなるだろうくらいの気持ちでこなしていましたね。残業代はいっさい出ませんでしたが(笑)

 

当時の建設業はこんなのは当たり前でどこに行ってもそんなノリでした。昔部長から言われた言葉があるんですがなかなか衝撃的でしたね。

 

「出来る出来ないじゃないんだ。やるんだよ。」

 

要するに意地でもやれと言う事ですね(笑)

 

なので当時の僕の返答もおかしな事になっていました。

 

部長「おい、この仕事○○日で終わらせる事できるか?」

 

僕「やります。」

 

部長「よし。」

 

今考えると完全にアウトなやりとりですが、それでもなんやかんや仕事をこなしていたと思います。

 

ただし、根性論でガムシャラに仕事をしても終わらないボリュームが殆どでしたので終わらす為の段取りを一生懸命考えていました。ホントにパズルを組み合わせるように仕事の割り振りを決めて、やり切れない分をやってくれるところを探して全ての段取りが完了してから自分の作業をスタートして納期に間に合わせるよう進めていっていました。中には見込みが甘くて徹夜作業が続いた時もありましたがそれなりにやっていました。

 

僕がこれを経験したのは20代前半だったので耐えられた様な気もしますが、無茶振りをただこなしていく日々のおかげで仕事に対しての思考が前向きになった気がしています。

 

仕事の8割は段取りと言われていたと思いますが、実際その通りだと思います。見切り発車で作業をスタートさせると予想外の出来事が次から次へと起きますし、段取りを完璧にしたと思っていてもトラブルは起きるモノです。

 

この段取りの中で重要なのが仕分け作業になります。無茶振りに応える為には、まずどの部分が無茶なのか明確にしなければなりません。明確にした上でどうすれば処理出来るかを考えてから上司に相談します。上司に相談する際解決策を提示出来ないと上司も動いてくれないので必ず自分で解決策を考えてから上司に相談しています。そうして解決して初めて作業に取り掛かれる訳です。

 

僕にとってこの出来ない部分をどうしたら出来るようになるかを考えるようになってから仕事での理解度が増した気がします。

 

昔の営業先で壁に張り紙がしてあって、『出来ない言い訳を考える前に、出来る方法を考えよう。』と書いてあるのを見つけて、

 

「やっぱ大事だよなー」

 

と思ったものです。

 

お仕事をされてる方にとっては当たり前の思考かも知れませんが僕にとっては割と大事にしている考え方です。プライベートでもこの思考なので諦めがめちゃくちゃ悪くなりました(笑)

 

出来ないと言うだけなら誰でも出来る訳で、無茶な要求にどう応えるかを考える事に、僕は価値を感じています。

 

もしかして僕はブラック企業に洗脳されてますかね?(笑)